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ブッチ Day 3 

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ブッチ Day 3 pm4:00~

10/30 pm4:00~

夕方、ブッチを再び病院へ連れて行く。
朝の抗生剤と同じものを再度打つためと、今朝の血液検査の結果を聞くため。

先日の吐血の時から、何度も往復しているわずかな距離がまどろっこしい。
そう言えば、あの吐血が全ての始まりだったな...と思い出した。
もう随分昔の事の様に感じ、吐血なんてたいした事ではない、と感じるくらい
今の状況が重すぎる。


いつもの待合室。
いつもの様に座って順番を待つ。
何やら慌ただしい気配。


診察室のドアが開いて、涙一杯の顔で出てくる女性と、
その後ろから段ボールの箱を抱えて出てくる獣医師。
「すみません」と隠す様に抱え、慌ただしく外へ出て行く。

あぁ... あぁ、そうか...

瞬間的に理解した。
そうか....

あまりにタイムリーで、生々しすぎる。
今のわたしには、あまりにも生々しすぎる。
なんてこった...
なんて言うタイミング。



しばらく待った後、獣医師も戻り、ブッチの診察が始まった。

「あの猫ちゃんは癌だったんですよ。でもね、ずいぶん頑張ってね、、」
ぽつりと先生がつぶやいた。
猫...
あまり嬉しくない話題だな、と思い、曖昧に相づちだけ返す。


静かな診察室で、静かなままの診察台の上で、静かに抗生剤が打たれ、血が抜き取られた。
先程の出来事も、ブッチにとっては何ともない事の様で、
何処を見るでもない、半開きの目で静かに結果を待つ。

「あぁ、いいね。 数値が落ち着いてきてますね。黄疸も大丈夫。いい感じ。」

思いがけない言葉が先生の口から出てきた。

!?
って、先生、ブッチぜんぜんぐったりしてますけど...?

「昼間の検査で、白血球数が減っていたんですよ。おそらく抗生剤が効いていて、
 今の血糖値も安定しているし、電解質も安定してきてますね。 この感じで、今晩から点滴にブドウ糖入れて
 様子を見てみましょう。」

まさかの結果。
全く想像もしていなかった。
目の前のブッチは相変わらずぐったりしているのに、まさかまさかまさか、、、、、

「おぉぉぉ、やるじゃん、ブッチ!」
思わず叫んでしまった。
「よかったぁぁぁぁぁぁ~~~~~」

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ブッチ Day 3 am8:00~pm:4:00

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10/30 am8:00~

朦朧とした頭と、どんよりした身体、
朝日のまぶしさが目にクラクラくる。

出勤する為に駅に向かう人々の進路と反対に、重い表情で病院へ向かう。
肩に担いだカバンには、ぐったりしたまま動かない猫一匹。


いつもならカバンから顔を出して、スンスン臭いを嗅ぎ、キョロキョロ外を眺めるブッチだけれど、
今日はコソリとも動かない。
心なしかカバンが軽く感じる。

病院に着いて、診察台に乗っても、何も反応がない。
いつもなら2人掛かりで掴んでいないと出来ない採血も
先生一人ですんなりとできてしまう。
あまりの反応のなさに愕然とした。
あれだけいつもは嫌がっているだけに、うなり声の一つや二つ発してもおかしくない。
イヤだ、と噛み付く素振りくらいあっても良いじゃない。

なのに、シッポの先すら動かない。

昨晩、水を飲むためとは言え、少なからず動いていただけに、
今のこの反応の無さが、不気味で怖い。
これほどにブッチの状態は良くないということ、改めて目の当たりにさせられた。


採血をして、抗生剤を打って、結果を待たずに家に帰る。
夕方もう一度抗生剤を打ちに病院に来る。



家に帰り、ブッチをトイレの中に寝かせ、
点滴の機械が時折発する、ピッ、ピッ、という音をかすかに聞きながら、少し仮眠を取る。
うつらうつら、深い底に落ちた瞬間引き上げられる落ち着かない眠りでも、
私がもたなければ、元も子もない。 

ブッチも少し落ち着いているのか、コクリコクリと眠っている様だ。


こつ...こつ...こつ...こつ...
宣告されたブッチとの時間が削り取られていく
淡々と、容赦なく、こつ...こつ...こつ...こつ...

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ブッチ Day 2 pm9:00~12

10/29 pm9:00~


帰宅し、点滴をセットして、様子を見る。

なぜかブッチは少しずつ場所を移動する。
しかも、玄関、お風呂場、廊下、と冷たい床の上ばかり。

これにはとても困った。
うちにはゲージは無い。
自由にウロウロ出来る分、動いて欲しくない時に
セーブさせる術がない。

左腕に点滴針を刺し、チューブをつないだままゴソゴソ動かれると、
針が外れたり、チューブが折れたりで点滴が出来なくなる。
しかも、チューブの長さは限られているから、
とても大変なことになる。

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点滴のせいか、尿意はあるようで、
ブッチはトイレに行きたがる。
おぼつかない足下でトイレに向かうが、
そのままトイレの中にうずくまる様に寝てしまった。

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ブッチを起こし、トイレから出すも
またトイレに戻る。 またトイレから出しても、また戻る。
その度に、点滴の機械をズルズル移動させる。

3回目で諦めた。
紙砂がふかふかして少しあたたかいのか、何か落ち着く要素があるのか、
ブッチがそこがいいなら仕方がない。
何とか無理矢理トイレを洗い、除菌シートで拭いて、キレイにした。

オシッコをひっかけたりする癖があるから、トイレシートも壁面に貼った。
近くに水も置いて、
今夜は私もここで待機する。

相変わらず、他の2匹はチラリとも寄って来ない。




先生曰く、しんどすぎて寝ることもできない状態のブッチ、
やはり夜中中、ブッチは寝る事なくうつろうつろして、
時々水を飲みに起き上がる。
ただ、飲みたい気持ちはあるものの、意識が朦朧とするのか上手く飲めず、しかも、
目を離すと、水の中に鼻がつかったまま寝てしまいそうになっている。
気が抜けない。 
こんなんで窒息死なんてさせてしまったら、
一生後悔してもしきれない。

そして、点滴を入れ始めたせいで、1時間置きにオシッコをする。
オシッコをしたら、そのままオシッコ跡の上で寝てしまうので、すぐさま砂を取りキレイにする。

ホントに、これまでブッチと過ごした中で、
これほどまでに、ブッチの一挙一動に注意した事があっただろうか。
コソリと音もなく動くたびに
「なにがしたい?」「どうしたい?」
「どうしたい?」 「なにがしたい?」

チューブは絡まってないか、折れてないか、点滴はちゃんと落ちているか
寒くないか、ヒーター入れたけど暑くないか、
ちゃんとした姿勢で寝ているか、どっか痛くないか。



朝方、さすがにウツラウツラ、コクっと寝てしまいそうになる。
その度にハッと目を覚まし、その度に、
咄嗟に確認する、ちゃんと息をしているか、、、



落ち着かない、時間の感覚もない、ブッチの事以外何も目に入らない考えられない、
そんな異次元的でどんよりと重い夜が、ただただ過ぎていく。



朝方、ようやく小茶が様子を見に来た。
けど、なぜか上から見下ろす不思議な距離。

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1回目の夜が明けた。


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